実施設計に入ると設計図書の作製となります。
設計図書とは建築工事を実施する為に必要な図面のことをいいます。
建物の規模や仕様にもよりますが、通常30〜40枚程度の図面を書きます。

『そんなに書いても素人である建主には意味が分かるまい。』と言って、
図面が極端に少ない設計士も中には居ます。初めて家を建てるお客様に
したらその図面の枚数が通常に思われますが、 図面が極端に少ないと、
工事が始まってから問題になるケースが増えるので要注意です。

縮尺1/100の平面図、立面図のみで工事を進める、工事会社もあります。
詳細が無いと、『図面には書いてありませんので・・・』 と工事会社の言いなりに
なりがちです。 工事中、トラブルにならない様に確認した方が良いですね。



設計図書の種類 及び 説明です。参考になれば幸いです。


【仕上表】

建物の外部 及び 内部の各部屋各部分(天井、壁、床)の
仕上を記した表です。

【配置図】

建物が敷地に対してどのような位置に配置されているかを上から見た図。境界線から建物までの距離やその敷地の高低差なども書き込まれています。


【各階平面図:縮尺1/100】

各階の間取図。居室の必要採光の計算や換気量の計算などもしています。扉の開き方向や窓の種類などの確認もします。

【平面詳細図:縮尺1/50】

縮尺1/100の平面図を更に詳細にした図面です。家具の位置を書き込み窓や戸に当たらないか確認して頂きます。細かな仕上の指示等も書き込んであります。


【立面図】

建物の外観を示した図。東西南北、各面からなります。建物の形、窓の種類や取り付け位置、屋根材・壁材の確認が出来ます。見た目に不安定なものは構造的にバランスが良くない場合もあります。


【矩計図】

建物の構造と仕上の納まり方を詳細に記した断面詳細図。地盤と基礎の構造から、土台の材質、開口部の納まり、屋根勾配、断熱材の種類などを確認できます。

【各部断面詳細図】

納まりが複雑な場所等、口頭では説明が難しい場合に作成します。主に大工さん用になるかと思います。


【壁量計算書】

建築基準法で定める存在壁量(=耐力壁)を求めます。 耐力壁(筋交い)がバランス良く配置されているかどうかも確認します。建物にねじれが生じないように偏心率の計算もします。

【展開図】

各室内の壁面4面を1面ずつ見た図。窓や戸の高さ関係やコンセントの取り付け位置の確認をして頂きます。
※コンセントが家具などの後ろにならないように注意。


【建具表】

ドア、窓、襖、障子、雨戸などの建具を表にしたもの。建具の形状や個数、仕上、ガラスの種類などの確認が出来ます。

【雑詳細図】

造り付けの家具や収納の詳細図面です。高さ関係や収納する物がちゃんと入る寸法であるか確認して頂きます。


【各種設備図面】

各部屋のコンセント位置やスイッチの位置、照明器具の種類の確認をしてもらう為の図面を電気設備といいます。衛生配管器具の経路や管の材質、太さなどを示した図面を給排水衛生設備図といいます。


【各種構造図】

基礎伏図、基礎断面図、軸組図等の構造関係の図面です。基礎と土台をつなぐアンカーボルトの位置や柱と土台等に使用する金物の確認も出来ます。しっかりチェックしたい部分です。


※プラン図面の著作権は、翔・住空間設計に属し、 無断利用・転載及び、第三者への譲渡は禁止します。



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