セルローズファイバー断熱材は、北海道や東北、北陸地域の寒冷地ではメジャーになりつつある
断熱材ですが、この愛知(中部地方)ではまだまだ知られていません。断熱性能が非常に高く、
しかも防音性能に関しても優れています。

調湿作用も高く、体積の約60%程度吸湿されると言われています。
ですので、内部結露防止には、非常に有効な断熱材と言えます。

※翔・住空間設計で採用するセルローズファイバーは、国産品です。


◆ セルローズファイバー吹込み ◆

断熱材を吹き込んでいます。セルロースファイバーの良い所は、
断熱個所へ隙間無く吹き込めるため、期待する断熱性能を確保
出来ます。隙間が無いので防音効果も非常に高いです。

職人さんは、いつもホコリまるけになって、頑張っております。
◆ セルローズファイバー吹込み完了 ◆

写真では分かりづらいかもしれませんが、パンパンに膨れている
のが分かるでしょうか。これほどまでに、吹き込みます。
その理由は、最初にもお話しましたが、セルロースファイバーは
調湿性能も高いので、湿気を含んだとき、その重さで下がらない
ようにする為です。下がって隙間が出来てしまったら、しっかりと
した断熱性能は得られません。
◆ 天井吹込み完了 ◆

天井は通常250mm程、吹き込みます。施工完了後、自重で200mm
程になり安定します。

夏の暑い日、1階と2階の温度差を感じた事はありませんか?
セルロースファイバーで施工するとかなり緩和されます。

施工の状況も下の写真と比べてもらうと良く分かると思います。

【 グラスウール断熱の天井施工状況の比較 】

【間違った施工方法】

【断熱の意味がありません・・・】
グラスウール断熱材が天井に施工されている状態です。

信じられないかもしれませんが、こんな感じで 天井下地の上に乗せて
あるだけという施工がいまだに多いのが実情です。

よく見てもらうと分かりますが隙間だらけです。こんな断熱の施工では、
期待する断熱性能が発揮出来ません。

セルロースファイバーは とても断熱性能の優れた建材だと思います。
しかし、いくら優れた断熱性を持っていても しっかりした知識をもって施工を施さなければ意味ありません。

外周部分に セルロースファイバーを入れるだけで、よいと思われがちですが
内壁部分の処理や施工部位を しっかり計画しなければ期待する断熱性能は得られません。
初めて、施工される工務店に依頼する場合は注意が必要です。

※セルロース吹込み業者は、吹込みのみの作業ですので断熱性能を上げる措置等はしません。


私自身、数件 施工(自分で吹き込んだ)をした経験があるので セルロースファイバーに関しては熟知して
おりますし、数十件と断熱計画をしてきた実績とノウハウを持っております。

ご質問などありましたら お気軽にどうぞ。



セルロースファイバーを何件か使いましたが、これほど効果を感じ取れる
物もなかなか無いと思います。とてもお勧めの建材と言えるでしょう。

採用されたお客様からは、『冬、最初に暖房を付け温まったら暖房を止めてもずっと暖かい。 』 
『外の音が聞こえないので家の中が静か。』 等、喜びのお言葉を多数頂いております。





セルロースファイバーは、他の断熱材と比べてどれくらいの性能なのでしょうか?
数字での比較ですが、参考までに。

【熱伝導率の比較】
セルロースファイバー
0.034(0.040)
グラスウール(10K)
0.043(0.050)
グラスウールブローイング
0.045(0.052)
ロックウールブローイング
0.040(0.047)
※単位は kcal/(m・h・℃)  括弧内は w/(m・k)

【吸音率の比較】
JIS A1405 厚さ100mm 背後空気層100mm
周波数
セルロースファイバー
グラスウール
ロックウール
125 Hz
0.72
0.45
0.75
250 Hz
1.00
0.66
1.00
500 Hz
0.85
0.84
0.84
1000 Hz
0.97
0.77
0.97
2000 Hz
0.98
0.93
0.98

断熱材は、低周波域から高周波まで優れた吸音性を発揮します。
また、ブローイングは隙間なく施工出来ますので、騒音防止に大きな効果があります。



【透湿性能】
セルロースファイバーは、グラスウール・ロックウールと同様、透湿抵抗が 小さい為 繊維系の
断熱材であり、ポリスチレンフォーム等、発泡系に比べて、透湿抵抗は小さくなります。
この為、繊維系の断熱材を使用する場合は、必ず防湿シートを設ける事になっています。

セルロースファイバーの透湿抵抗は小さいのですが、グラスウール・ロックウールが持たない
吸湿、放湿という特性があります。

この特性は、防湿シートを設けなかった場合、グラスウール・ロックウールはスポンジのように
水蒸気を吸ってしまいますが、セルロースは水蒸気の吸収を制限し、水蒸気を連続発生
させても吸湿しつづけ びしょびしょにならないように抑制する性質があります。

室内の湿気を吸ったり、はいたり呼吸放湿を繰り返し、住宅のそのものの呼吸を促進します。

【防熱・防虫性能】
防燃性能は高く、万一の火災に対して延焼スピードはグラスウールに比べ3分の1以下。
発泡プラスチック系においては比較になりません。

防カビ剤や撥水剤が配合されており、カビの発生を阻止し、ゴキブリ、ネズミ、白蟻などの
害虫も寄せ付けません。


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